「7」という数字が幸運を象徴することは、多くの文化や宗教で見られる普遍的な現象です。では、なぜ「7」が特別な意味を持ち、幸運の数字とされるのでしょうか。その発祥はどの国にあり、日本で広まったのはいつ頃なのでしょうか。また、「7」が幸運とされた具体例や他のラッキーとされる数字、逆に好かれない数字についても探ってみましょう。
ラッキーな数字は7 ということは有名ですね
7が幸運の数字といわれたのは いつ頃からなのでしょうか?
7という数字にはなにかしらの幸運の理由がありそうです
なぜ「7」が幸運の数字なのか?
「7」が幸運とされる理由は、多くの文化や宗教に根ざしています。以下にその主な理由を挙げます。
- 宗教的背景:
- キリスト教: 聖書には「7」に関連する象徴的な出来事が多くあります。例えば、神が世界を創造したのは6日間であり、7日目に休息を取ったことから、7日目は聖なる日とされています。また、黙示録においても7つの封印や7つのラッパ、7つの教会などが登場します。
- ユダヤ教: 7はユダヤ教においても重要な数字です。例えば、安息日は7日目に祝われ、メノーラ(七枝の燭台)は7つの枝を持ちます。
- イスラム教: イスラム教でも7は特別な数字であり、カーバ神殿を巡礼する際に7周することが求められます。
- 自然界における7:
- 7つの大陸と海洋: 地球上には7つの大陸と7つの海洋があります。
- 虹の色: 虹は7色(赤、橙、黄、緑、青、藍、紫)に分かれます。
- 音楽の音階: 音楽の基本的な音階も7音(ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ)です。
- 古代の数学と占星術:
- バビロニアとギリシャ: バビロニアや古代ギリシャでは、7は神聖な数字とされました。特にバビロニアの占星術では、7つの惑星が重要視され、これが後の西洋占星術にも影響を与えました。
発祥はどこの国?
「7」が幸運の数字とされた発祥は、具体的に一つの国に限定することは難しいですが、最も古い例は古代メソポタミア(現在のイラク)に遡ります。ここでは、7つの惑星(太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星)が信仰の対象とされていました。この考え方は後にバビロニアや古代ギリシャに引き継がれ、7という数字の神聖さが広がっていきました。
日本で広まったのはいつ頃?
日本において「7」が幸運の数字とされた時期については、複数の要因が影響しています。
- 仏教の影響: 仏教が日本に伝来した飛鳥時代(6世紀〜7世紀)には、7が持つ特別な意味が伝えられました。仏教においても、七福神や七回忌など、7に関連する概念が多く見られます。
- 七夕の伝統: 日本の七夕(たなばた)祭りも7月7日に行われ、この日に願い事をする風習が広まりました。これは中国から伝来したものですが、日本独自の形に発展しました。
- 江戸時代の民間信仰: 江戸時代になると、一般庶民の間で「7」が幸運の数字とされるようになりました。七福神への信仰や、七五三の祝いなどがその例です。
「7」が幸運だった具体例
「7」が幸運をもたらした具体例をいくつか紹介します。
- カジノとギャンブル: 世界中のカジノやギャンブルにおいて、7はラッキーな数字とされています。特にスロットマシンでは、7が揃うと大当たりとなることが多く、このため「ラッキーセブン」と呼ばれるようになりました。
- スポーツの背番号: スポーツ選手にとっても7は幸運の数字です。例えば、サッカー界のレジェンド、クリスティアーノ・ロナウドやデビッド・ベッカムは背番号7を背負い、数々の成功を収めました。
- 七福神巡り: 日本では、七福神を巡ることで幸運を招くとされています。七福神巡りは、新年の縁起物として広く行われており、七福神に祈願することで一年の幸運を願う習慣です。
なるほど 世の中よく見渡すと 7という数字がよくあることに
気が付きます 自然界の中にも7があることには驚きます
やはりなにかしらのパワーが7にはあるのかもしれませんね
他にもラッキーといわれる数字はある?
「7」以外にも、幸運の数字とされるものはいくつかあります。
- 「8」: 中国文化では8が非常に縁起の良い数字とされています。中国語で「8」(発)は「発財」(発展・繁栄)を連想させる音が似ているため、特に商業活動において好まれます。オリンピックの開会式が2008年8月8日に行われたのもこのためです。
- 「3」: 多くの文化で3は調和や完璧を象徴する数字とされています。例えば、西洋の三位一体(父、子、聖霊)や、日本の三種の神器(鏡、玉、剣)がその例です。
- 「9」: 中国文化では9も幸運の数字です。9は長寿を象徴し、皇帝の宮殿には九龍壁(9つの龍の壁)が見られます。
好かれない数字は?
逆に、不吉とされる数字も存在します。
- 「4」: 日本や中国では4が不吉な数字とされています。これは「4」(シ)の音が「死」と同じ発音であるためです。このため、病院やホテルでは4号室を避けることがあります。
- 「13」: 西洋では13が不吉な数字とされます。これはキリスト教における最後の晩餐で13番目に座った者が裏切り者のユダであったことや、フライデー・ザ・サーティーンス(13日の金曜日)が不吉とされる伝統に由来します。
結論
「7」が幸運の数字とされる背景には、宗教的な信仰、自然界の法則、古代の占星術などが複雑に絡み合っています。この特別な数字は、日本を含む多くの文化で広く受け入れられており、現代に至るまでその影響力を持ち続けています。また、他にも幸運とされる数字や、不吉とされる数字が存在し、それぞれの文化や信仰に根ざした理由があることがわかります。
コメント