テニスの得点の進み方が疑問

テニス スポーツの疑問

テニスの得点システムは、特に初心者にとっては非常に奇妙で理解しにくいものです。特に、一度に15点が入るという独特のルールは、多くの人々にとって謎めいています。この得点システムの起源を探るためには、テニスの歴史を紐解く必要があります。ここでは、テニスの得点システムがどのようにして現在の形に至ったのか、その歴史的背景を探ります。

テニス君
テニス君

初めてテニスの試合を見た時 得点の入り方が複雑に感じました

いきなり15点入るというシステムは どうやって決められたのでしょうか?

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テニスの起源と初期の歴史

テニスの起源は、中世のフランスに遡ります。12世紀頃にフランスの修道士たちが手でボールを打ち合う「ジュ・ド・ポーム(Jeu de Paume)」というゲームが誕生しました。このゲームは、ラケットを使わず手でプレーするものから始まりましたが、次第に革製の手袋やラケットが導入され、現代のテニスの原型となっていきました。

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得点システムの由来

ジュ・ド・ポームでは、得点システムとして60進法が使用されていました。つまり、ゲームは60点を目指して行われ、得点は15点ずつ増えていく形式でした。この60進法の使用は、当時のフランス社会における時計の表記方法に関連していると言われています。当時の時計は、1時間を60分で表し、15分ごとに区切られていました。これがそのままゲームの得点システムに取り入れられたと考えられています。

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得点システムの変遷

ジュ・ド・ポームから現代のテニスへと移行する過程で、得点システムはさらに洗練されていきました。イギリスにテニスが伝わると、ラケットを使った「ラケットテニス(Rackets)」が普及しました。ここでもジュ・ド・ポームの得点システムが引き継がれましたが、試合形式やルールに若干の変更が加えられました。

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モダンテニスの誕生

19世紀後半、イギリスのウォルター・クロプトン・ウィングフィールド少佐が、現代のテニスの原型となる「スフィアリスティック(Sphairistikè)」を考案しました。このゲームは、芝生の上でプレーされることが特徴であり、ルールも簡略化されていました。しかし、得点システムは依然として15点ずつの増加が維持されました。

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現代のテニスの得点システム

現在のテニスの得点システムは、15点、30点、40点、ゲームポイントという形式で進行します。ここで「40点」という不規則な得点は、元々は45点であったと考えられています。しかし、口頭でのやり取りや記録の簡略化のために45点が40点に短縮されたと言われています。

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テニス君
テニス君

なるほど60進方から 得点の入り方が決められたのですね

45 ではなく40になったのは ちょっと不思議ですけど

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まとめ

テニスの得点システムが一度に15点ずつ増える理由は、中世フランスのジュ・ド・ポームにまで遡ることができます。当時の時計の表記方法や60進法の影響を受け、15点ずつの得点システムが確立されました。その後、イギリスでの普及とルールの変更を経て、現代のテニスにおいてもこの伝統が引き継がれています。この独特な得点システムは、テニスの歴史と伝統を色濃く反映したものとなっており、現在でも多くのテニスファンに親しまれています。

テニスは、その複雑で興味深い歴史とともに、スポーツとしての魅力を増してきました。得点システムの背景を知ることで、テニスをより深く理解し、楽しむことができるでしょう。

mk

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